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※動画を元に要約した内容を記述しておりますので、正確な答弁については議会映像配信および議事録をご覧ください。

渥美よしき渥美よしき

教育現場において、教職員の人手不足、児童生徒の減少などの社会変化に対応していく必要があります。  今回の質問は部活動に焦点を当て、教職員の負担を軽減しつつも、地域連携という手段によって、部活動の持続可能で充実した環境を整備していただきたいという立場で質問いたします。

渥美よしき渥美よしき

平成30年7月に「菊川市立中学校部活動ガイドライン」が策定されました。このガイドラインを踏まえ、菊川市の部活動の運営実態について、現状と課題を伺います。

教育長教育長

部活動ガイドラインを踏まえた運営実態の現状と課題についてですが、本市においても部活動を取り巻く状況は変化をしてきております。  市内3つの中学校において、ここ数年、部活数の削減はありませが、個人戦と団体戦を有する種目においては、個人戦のみの参加となったり、団体競技においては単独チームの編成ができず、合同チームで参加したりすることがありました。また、外部クラブチーム等へ加入する生徒が増えている状況があり、一部の種目においては本年度の新人戦で合同チームを模索している状況があります。 今後、少子化による生徒数や教員数の減少に伴う部活動の維持、さらに指導経験がない教員にとっての部活動指導の負担や長時間勤務などの課題があります。

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令和2年9月1日、文部科学省より発表された「学校の働き方改革を踏まえた部活動改革」の中で、学校と地域が協働・融合した部活動の具体的方策とスケジュールが明示されました。これに対する菊川市における部活動地域移行の現状と課題、また、今後の方針を伺います。

教育長教育長

部活動地域移行の現状と課題、今後の方針についてですが、部活動地域移行につきましては、地域の受皿、指導者の質・量の確保、施設の確保、大会の在り方、会費や保険の在り方等、様々な課題があります。  本市においては、スポーツ庁などの提言を受けて、教育委員会を含めた関係部署がチームとなり、学校・地域の実態把握や今後の部活動の方向性、休日の部活動の地域移行に向けた推進計画を今年度策定し、段階的なスケジュール等の検討を進めてまいります

渥美よしき渥美よしき

掛川市では、認定要件を満たした地域のクラブを教育委員会が独自に認定し、連携する地域クラブ公認制度や部活動顧問の代わりに技術指導や大会等への引率を行うことができる会計年度任用職員としての指導者募集の取組が行われております。どちらも菊川で導入を検討すべきと考えますが、方針を伺います。

教育長教育長

地域クラブ公認制度や会計年度任用職員の指導者募集についての方針についてですが、議員ご提案の掛川市の取組につきましては、部活動の地域移行に関する一つの参考事例として、状況を鑑みて研究してまいりたいと考えております。

渥美よしき渥美よしき

文科省の学校の働き方改革を踏まえた部活動改革の中で、令和5年度以降、休日の部活動の段階的な地域移行を図るとともに、休日の部活動を望まない教師が休日の部活動に従事しないことが示されております。また、休日指導する教師は、教師としての立場で従事するのではなく、兼職・兼業の許可を得た上で、地域部活動の運営主体の下で従事することとなり、令和3年度以降、教育委員会において、兼職・兼業の許可の仕組みを適切に運用できるようにする旨が示されております。これらに対する現状と今後の方針を伺います。

担当職員担当職員

学校教育課長です。 今、ご指摘のありました2023年、令和5年度の段階で、教育委員会において、兼職・兼業の許可の仕組みを適切に運用できるようにというところの指示が示されております。  今、お話があったとおり、部活動の地域移行に向けて、様々な環境の構築というものがあります。その中のまた課題の一つでもありますので、指導者の確保の視点から、兼職・兼業の考え方、労働時間の管理、賃金等の支払い等も含めて、詳細について、これから文部省からの指示等を受けながら、本市でも研究を進めてまいりたいと思います。

渥美よしき渥美よしき

今の答弁の確認なんですけども、教育長の答弁にもちょっと含まれていたかとは思うんですけども、こういった部活動の地域移行について、実際に協議する人、場所というのは、具体的にどこになるのかちょっと確認で伺います

担当職員担当職員

こちらにつきましては、教育委員会等が中心になるわけですが、いろいろの課題等を見る中で、教育委員会だけでやっていけるものではありませんので、いろいろそうした中で関係部署ともやっぱり連携をしながらということで、全体で進めていくというところが必要かなというふうに考えております。

渥美よしき渥美よしき

次の質問です。  通信簿に校外活動を記入してほしいといった実際の声があります。これは、中学生というのは高校受験も控えておりますので、やっぱりそれを気にしているといったことがあります。  校外でスポーツや文化活動など、毎週活動している生徒も基準を満たせば、部活動と同じように通信簿にその活動を記入すること、こちらもぜひ検討していただきたいと考えますが、その現状と方針を伺います。

担当職員担当職員

学校教育課長です。 通知表につきましては、公文書ではないということで、法的な根拠もなく、実は義務もないというところがありますが、現在、通知表につきましては、あくまでも子どもの学校での様子や学習状況並びに学活の状況を保護者に伝えていくというところが主なところになっております。  学校と家庭が協力をして、子どもたちへの教育効果を高めるために作成をしているというものもあります。  今後につきましても、校内における活動の様子を記録をしていくというところを考えております。

渥美よしき渥美よしき

確認なんですけども、高校受験における評価といったものに、そういった課外の活動というのは記すことができるのか、その現状というのも伺えればと思います。

担当職員担当職員

高校入試に当たっては、高校のほうへ提出する書類があります。そうした中で、校内で取り組んでいる部活動並びに外部のクラブチームであるとか、そうしたところでまた活躍をしている子どもたち、双方の記録は載りますので、必ず外部につきましても、指導者に確認を取りながら、実績であるとか、活動の様子を確認をした上で書類を作り、そして、高校のほうに提出をしているという現状があります。

渥美よしき渥美よしき

部活動の地域連携、最後の質問です。 市内の児童生徒を指導するたくさんの市民団体の皆さんいらっしゃいます。その活動はとてもすばらしいもので、そのような団体と学校が連携を深めていくことは、子どもたちにとって非常に有益なことです。  また、今後の学校の働き方改革を踏まえると、必要不可欠なことでもあります。 今回の課題で多くの課題があることは分かりました。しかし、課題が多いからこそ、今から一歩ずつ部活動の地域連携、前進させる必要があると思います。あくまで生徒を中心に置いて、確実な前進をお願いする立場ですが、最後にその方針を伺います

担当職員担当職員

学校教育課長です。 部活動改革につきましては、今、議員さんからもありましたが、生徒の有意義なやっぱり活動に向けての環境整備、そして教員の多忙化解消という両軸がやはり重要なことになっております。  スポーツ庁が掲げたように、2023年から25年を改革集中期間としております。  本市も同様に、休日の段階的な地域移行に向けて、関係部署や関係機関と連携、調整を図りながら、やはり一歩ずつ着実に進んでまいりたいと考えております。  いろいろ部活動、地域移行に関して検討会議であるとか、多くの有識者から述べられている、やはり現状と課題というものがあります。そして、実際、私たちが菊川市として動いていきながら見えてくる課題、現状というものも出てくると思います。そうしたものも踏まえながらということで、やはり一つずつやっぱり乗り越えていかなくちゃいけないことがありますが、丁寧に進めていきながら、子どものためにということで、進めてまいりたいと思います

渥美よしき渥美よしき

 ちょうど昨日の新聞報道ですが、スポーツ庁の有機者会議で部活動の地域移行を2025年度末までに実現すべきという提言を室伏広治スポーツ長官に提出したという記事もありました。来年度予算要求に関連経費を盛り込む考えも示されておりました。  これは今から準備、動き出す必要があると思いましたので、ぜひ確実な前進をよろしくお願いいたします