AI要約

1. 渥美議員:
校務でのチャットシステムとファイル同時編集機能の活用状況を質問。
2. 教育長:
– 統合型校務支援サービスとグループウェアを導入。
– Google Workspaceを活用し、情報共有のリアルタイム化と校務の効率化を実現。
3. 渥美議員:
授業での同機能の活用状況を質問。
4. 教育長:
– Google Workspaceと学習支援ソフトを活用。
– チャットシステムは現在未使用だが、将来的な活用を検討中。
5. 渥美議員:
校務のデジタル化の現状と今後の方針を質問。
6. 教育長:
– 校内ネットワーク環境の更新とセキュリティポリシーの策定を実施。
– 文部科学省のKPIに沿ってデジタル化を推進予定。
7. 渥美議員:
生成AIの校務・授業での活用方針を質問。
8. 教育長:
– 一部教員が文科省ガイドラインに沿って利用中。
– 研修会を開催し、今後も継続予定。
– 校務・授業用のガイドラインを作成中。
9. 渥美議員:
Google Workspaceの課題について再質問。
10. 担当職員(学校教育課長):
– ネットワーク負荷が課題。改修工事を実施中。
– 利用状況の把握が難しく、将来的にダッシュボード導入を検討。
11. 渥美議員:
校務DXの具体的な推進方策を再質問。
12. 担当職員:
– 市教委と学校間で同時編集機能やフォームを活用中。
– ICT推進委員会でチャットを使用し、効果を実感してもらう方針。
13. 渥美議員:
生成AIの段階的導入と慣れの重要性を強調し、質問を終了。

質問と答弁

渥美よしき渥美よしき

質問事項3、 教育DXの推進と生成AIの活用。令和5年 10 月、教育福祉委員会の一員として、愛知県の春日井市立高森台中学校に視察に伺いました。高森台中学校は 1999 年から教育のデジタル化に取り組むICT教育の先進校です。高森台中学校では最初に着手したことは校務のデジタル化です。先生たちに、これは便利だという感覚があれば、ICTの活用は自然と進んでいくという考え方です。また、校務でのICT活用について有効な機能はチャットシステムとファイルの同時編集機能であるという説明を受けました。また。この機能は授業で活用できる機能 と一致しているということです。以上の観点から、まずは校務のICT化を進めるべき、そして、校務及び授業でのICT推進はチャットシステムとファイルの同時編集機能に焦点を当てるべきという立場で質問いたします。

渥美よしき渥美よしき

1、校務でのチャットシステムとファイルの同時編集機能の活用について、現在利用されている校務支援システムの利用実態を踏まえ、菊川市の現状を伺います。

教育長教育長

教育長の松本です。私からは3問目の教育DXの推進と生成AIの活用についてのご質問にお答えします。1つ目の校務でのチャットシステムとファイルの同時編集機能の活用について、現在利用されている校務支援システムの利用実態を踏まえた菊川市の現状はについてですが、本市では校務支援システムとして出欠管理や通知表の作成を行う統合型校務支援サービス、予定の共有や施設予約などを行うグループウェアを導入しております。また、汎用的クラウドツールで あるGoogleWorkspaceの活用によりGoogleドライブでのファイル共有やスプレッドシートなどを使用したクラスアンケート集計などの共同編集、Googleチャットによる学校間や市教育委員会とのやり取りを行うことで情報共有がリアルタイム化され、校務の効率化につながっております。

渥美よしき渥美よしき

2、授業でのチャットシステムとファイルの同時編集機能の活用について、菊川市の現状を伺います。

教育長教育長

2つ目の授業でのチャットシステムとファイルの同時編集機能の活用について菊川市の現状はについてですが、授業においてもGoogleWorkspaceや本年度から導入した協働学習、一斉学習、個別学習をサポートする学習支援ソフトを活 用し、グループワークなどで共同編集ができることで児童生徒が主体的に情報収集しながら学び合い、創造性を発揮する環境を提供しています。なお、教室内での学習活動においては、児童生徒が直接会話するほうが効果的な場面が多いため、現在、チャットシステムは利用しておりませんが、今後、企業や遠方の学校との協働学習などを実施する際にはチャットシステムが有効であると考えるため、児童生徒が活用できるよう準備を進めております。

渥美よしき渥美よしき

3、令和5年8月に中央教育審議会で取りまとめられた「教師 を取り巻く環境整備について緊急的に取り組むべき施策(提言)」で汎用クラウドツールを活用した教職員間での情報交換の励行や会議資料のペーパーレス化、民間企業向けクラウドツールの転用による校務処理の負担軽減、スケジュールの管理のオンライン化や学校と保護者間の連絡手段の原則デジタル化などが提言されました。これを受け、校務デジタル化の自己点検チェックリストが作成されました。菊川市での自己点検の結果では、教員と保護者間の連絡の完全デジタル化率について、「欠席・遅刻・早退連絡」は83 %、「お便り配布」は0%、「調査・ アンケート実施」は33 %となっております。学校内の連絡の完全デジタル化率については、「校内の資料共有」67 %、「校内での情報共有」 100 %、「調査・アンケート実施」 50 %となっています。教員と児童生徒間の連絡等の完全デジタル化率については、「各種連絡の廃止」 17 %、「調査・アンケートの実施」 17 %となっています。その他の完全デジタル化率については、FAXの原則廃止と 押印・署名の原則廃止は共に0%であり、半分以上デジタル化率についても共に0%です。以上を踏まえ、菊川市の校務のデジタル化の現状と今後の推進方 針を伺います。

教育長教育長

3つ目の菊川市の校務のデジタル化の現状と今後の推進方針についてですが、文部科学省が示した校務DX化 チェックリストの結果を受け、教職員から学校へ提出する事務手続がクラウド化されていないなど、学校内の連絡のデジタル化が低いことが課題であると認識したため、校内ネットワーク環境に必要な機器の更新によるクラウド化に向けたネットワークの安定化、教育情報セキュリティポリシーの策定による情報の取扱いの明確化などを実施しました。今後は、文部科学省が定めた教育DXに係るKPIの方向性に示された指標を目標年度までに達成できるよう、校務のデジタル化を推進してまいります。

渥美よしき渥美よしき

4、令和5年6月の一般質問で、生成AIの活用について質問をし、教育長から「文部科学省が公表するガイドラインに沿って活用方針を研究する」という答弁がありました。その後、公開された初等中等教育段階における生成AIに関する暫定的なガイドラインでは、生成AIの校務での活用として、教師自身が新たな技術に慣れ親しみ、利便性や懸念点、賢いつき合い方を知っておくことが近い将来に教育活動で適切に対応する素地をつくることにもつながることが示されました。生成AIの校務での活用について、菊川市の現状と今後の方 針を伺います。また、授業等での生成AIの活用や利用ルールなどについての方針があれば伺います。以上、登壇での質問でございます。

教育長教育長

最後に、生成AIの校務での活用について、菊川市の現 状と今後の方針は。また、授業などでの生成AIの活用や利用ルールなどについての方針はについてですが、校務においては一部の教員が文部科学省のガイドラインに沿った利用をしております。また、昨年度末には生成AIの使い方をより浸透させていくことを目的に、希望教員に対し生成AIの活用事例や適切な利用方法についての研修会を開催しました。この研修会が好評だったことを受け、今後も継続して開催する予定です。授業においては、児童生徒の年齢や発達段階を考慮し、適切に利用することが望ましいと考えられるため、本市でも校務または授業 で生成AIを活用するためのガイドラインを作成しているところです。生成AIは教育現場における大きな可能性も秘めていることから、校務や授業における実践を重ね、効果的な活用方法を引き続き研究してまいります。以上で、渥美議員のご質問に対する答弁とさせていただきます。ありがとうございました。

渥美よしき渥美よしき

2番目の質問に関連するんですけれども、校務でもGoogleWorkspaceというのを現在活用されているといったご答弁があったんですけれども、やはりこのGoogleWorkspaceは非常にビジネスでも使われていて、非常に教育的にも便利だし、児童生徒の未来にとっても非常にいいんじゃないかなと思うんですけど、これを今使っていまして現状何か課題とか、そういったものがありましたらぜひ教えていただきたいです。

担当職員担当職員

学校教育課長です。GoogleWorkspaceですけれども、基本的にインターネットの回線を使用するということで、そのネットワークを使うということに負担が大きくなるという課題があります。そうしたサービスがうまく利用できるように昨年と今年2年間かけてネットワークのほうの改修工事を行っております。ただ児童生徒がどのくらい利用しているかというのについては、まだ掌握もできておりません。どういう効果的な使い方がされているかというのについては把握するところが難しいものですから、今後、将来的には利用データを可視 化するダッシュボードなんかの利用をしていこうかなということを検討しております。。

渥美よしき渥美よしき

1番 渥美です。これから通信の関係もあると思うんですけど、やっぱりこれはクラウドサービスとよくいわれるんですけど、本当に現代版の読み書きそろばんみたいな感じかなと私は思っていて、まさに「きくがわ 21 世紀型教育」になるのかなと思いますので、ぜひここら辺もしっかりと整備していただきたいと思います。次なんですけ ども、校務のDXについてなんですけども、答弁でも現状と方針というのを伺ったんですけども、これからやはりまだ課題もあると思うんですけど、これからチャットシステムとかファイル共有システムというのを質問でもお伝えしたんですけどやっぱり校務でみんながみんなじゃないかもしれないですけど、多くの方が慣れてこれは便利だと思ってからやっぱり授業に進んでいくのかなと思うんですけども、この学校間ですとか教員間でどうやって浸透していくのかというのが、もし何か具体的な方針などあれば、先ほどKPIといった話もありましたが、その実現に 向けてとか具体的な方策があれば伺えればと思います。

担当職員担当職員

学校教育課長です。校務に使うに当たっては、現在ですけれども、市教委と学校との提出物のやり取りで同時編集機能をスプレッドシートなどを使っておりますし、市教委主催の会議や研修の際に調査をするに当たってgoogleフォームを活用するとか、そういったことはしております。チャットシステムについては、現在まだあまり使っておりませんが、ICT推進委員会、こちらでは教育委員会と 学校とのやり取りでチャットを活用しております。そうしたところで利便性、活用に効果があるというのを現場の先生に感じ取っていただいて、それを学校のほうに流していく、そんな形で活用を広げようと考えております。以上です。

渥美よしき渥美よしき

1番 渥美です。本当に市役所もそうだったんですけど、やはり生成AIの利用というのは、私もちょっと使っているんですけれども、やっぱり市役所業務ですとか校務の効率化に確実につながってやは り確信して質問させていただいております。ただ利用していくには、いきなりじゃなくて慣れです、個人もそうですし、組織としての慣れというのもやっぱり必要かなと思いますので、今から導入に向け一歩一歩進めていくということがやっぱり必要かなと思いますので、ぜひ前向きに市役所も教育現場も考えていただきたいと思います。以上で、私の一般質問とさせていただきます。