「菊川駅北開発の進め方」

AI要約

【横山議員の主な再質問】
1.開発の方法として検討したやり方について
2.住宅地開発のコンセプトについて
3.減歩率や保留地の設定について
4.区割りの作り方について
5.駅北開発への意欲のある職員を専任で配置してはどうか
6.地権者、デベロッパー、行政の役割分担について
7.開発のスケジュールを前倒しできないか
【市側の主な答弁】
1.土地区画整理事業の民間業務代行方式が適切。様々な手法があるが、スピード感を持って進める。
2.地権者の意向と民間の意見を踏まえてコンセプトを検討する。
3.減歩率は高くなる見込み。地権者によく説明し理解を得る。
4.たたき台を作成し、コンサルも活用しながら地元と協議を進める。
5.意欲のある職員を集めることは重要。適正な人事配置を行う。
6.地権者とデベロッパーがよく話し合い、行政は大所高所から指導・サポートする立場。
7.手続きに時間がかかるが、合意形成のスピード感を大事にして進める。希望通りとはいかないかもしれないが頑張る。

議員からは、開発を前倒しで進めることや、意欲ある職員を専任で配置することなどが提案された。市側は、スピード感を持って取り組む姿勢を示しつつ、行政手続きに一定の時間を要することなどから、議員の希望通りとはいかないかもしれないとの見解を示した。

 

横山ようじ横山ようじ

質問事項1、駅北開発の進め方について。 菊川駅のイメージを変える、利便性の向上について、我々は事業の遂行について承認をし、現在JRによる工事が着々と進められ、令和7年の南北自由通路、9年の駅のリニューアルオープンに向けて進められております。我々はこのときに、条件ではないんですけれども要望として、駅を造るときには駅北を開発しなければいけないということで申し上げました。駅の乗降客数は増えない、駅に大きな投資をしてリニューアルする必要はないという反対者が何度も請願を出したことは、まだ記憶に新しいことでございます。  私はかねてより、駅のリニューアルになるべく近い時期に駅北を開発し、住宅団地や新しい商業地を造り、税収増に貢献してほしいと願っておりました。しかしながら、地元地権者との協議会の進行状態や民間主導の開発などといった話はあるんですけれども、どんなまちづくりを進めたいかという肝心な中身と、いつまでにつくるのかというスケジュールが全く見えてきません。そこで、進め方と今後のスケジュールについて確認を含めて質問いたします。

横山ようじ横山ようじ

1、民間開発の考え方についてお伺いします。

長谷川市長長谷川市長

最初に、民間開発の考え方についてですが、令和4年10月に駅北地域の地権者を中心に立ち上げた駅北まちづくり研究会において、昨年度に3回、本年度に2回勉強会を開催し、先進地視察や現地踏査、ワークショップなどを通してまちづくりの手法の検討など地権者の理解を深めているところです。 面的整備の手法としては、これまでのような行政主体の土地区画整理事業を実施することは事業費や事業期間を考えると難しい状況です。土地区画整理事業は関係地権者の合意形成を図ること、事業資金を確保することが重要であり、駅北地域の一体のまちづくりを考えると、民間による土地区画整理手法を活用することが有効であると考えております。

横山ようじ横山ようじ

2番目、デベロッパーと事前にヒアリングした感想についてお伺いします。

長谷川市長長谷川市長

2つ目のデベロッパーと事前にヒアリングした感想についてですが、菊川駅南北自由通路が完成し、魅力的な地区になれば参画を検討するといった声や、約12ヘクタールを一括で施工するのは難しいため、工区を分けた段階的な開発はどうかという回答が多く、民間事業者側としても様々な考え方があると感じましたので、今後ともデベロッパーと意見交換をしてまいります。

横山ようじ横山ようじ

3番目、地権者が自発的に土地改良事業を施行するのか伺います。

長谷川市長長谷川市長

3つ目の地権者が自発的に土地改良事業を施行するのかについてですが、検討の中では、地権者から成る区画整理組合を設立し、仮に業務の一部を民間に委託する業務代行方式を行えば、合意形成を図りながら業務は民間に委託し施行できると考えています。地権者で組織する組合が中心となって決めていくことですが、行政は事務及び技術的な支援などを行う予定であります。

横山ようじ横山ようじ

4番目、地権者の中に自分達で区画整理を行いたいと考えている者がどのぐらいいるのかお伺いします。

長谷川市長長谷川市長

4つ目の地権者の中に自分達で区画整理を行いたいと考えている者はいるのかについてですが、開発手法については、駅北まちづくり研究会の勉強会で検討を進めております。  仮エリアの全地権者を対象とした意向調査を本年度実施中であり、現時点では、51人中43人から回答がありました。「区画整理事業の検討を進めることに賛同していただけるか」の問いに対して24人が賛成、12人が「条件が合えば賛成」という回答であり、回答者の83%が賛成という回答でした。自分達で行いたいと考えている方がどのくらいかは分かりかねますが、賛同している方は多いと考えております。引き続き勉強会や全体会を開催していく中で意識を高めていけたらと考えております。

横山ようじ横山ようじ

5番目、一部の地権者の買い取ってほしいという声を聞くんですけれども、この買い取ってほしいという地権者が現状どのぐらいいるのかお伺いします。

長谷川市長長谷川市長

5つ目の買い取ってほしいという声を聞くがどのくらいいるのかについてですが、本年度実施中の意向調査のため確定値ではございませんが、仮エリア内の181筆のうち159筆の回答は「売りたい」、「売りたいが全ての筆が売りたいかは判断不可」、「売りたいと貸したい」の重複回答があり、重複回答を含めると筆数ベースで約6割の人が売りたいとの意向があります。

横山ようじ横山ようじ

6番目、地権者の協議の方向性についてお伺いします。

長谷川市長長谷川市長

6つ目の地権者の協議の方向性についてですが、今後、駅北まちづくり研究会のメンバーだけでなく、全地権者に対して組合設立に向けた合意形成を進めていきたいと考えています。また、引き続き駅北まちづくり研究会の勉強会も開催し、治水や地区計画のことなど具体的な検討をしていきたいと考えております。

横山ようじ横山ようじ

7番目、地権者の協議をまとめる時期についてお伺いします。

長谷川市長長谷川市長

7つ目の地権者の協議をまとめる時期はいつかについてですが、令和6、7年度で仮エリア内の合意形成を進め、その後の組合設立に向けた準備を進めていきたいと考えております。

横山ようじ横山ようじ

8番目、開発業者が開発行為を申請する形を取るのかお伺いします。

長谷川市長長谷川市長

8つ目の開発業者が開発行為申請する形を取るのかについてですが、先ほどもお答えしましたが、スピーディーな土地利用の実現可能な土地区画整理事業で検討しているため、土地区画整理事業として県の事業認可を得る方向で考えております。したがいまして、開発業者が開発許可申請をする必要はありません。

横山ようじ横山ようじ

9番目、この場合、開発業者と地権者の関係をどのように考えているのかお伺いします。

長谷川市長長谷川市長

9つ目のこの場合、開発業者と地権者の関係をどのように考えているのかについてですが、土地区画整理事業の業務代行方式で開発を想定した答弁とさせていただきますが、地権者は土地区画整理組合の組合員として業務代行を民間業者に委託する関係となります。

横山ようじ横山ようじ

10番目、磐田市美登里町の場合、これは総務建設委員会で見学に行ったんですけども、全て民間デベロッパーが行いました。その事業について視察したんですけれども、同様の方式はちょっと本市ではできないんじゃないかと感じました。それは土地単価が安いということです。開発業者にとって魅力がないのではないかというふうに考えます。ですから、この方式についての見解はどうかお伺いします。

長谷川市長長谷川市長

10個目の全てデベロッパーが行った方式はどう思うかについてですが、磐田市の民間施行での土地区画整理事業は順調に進んでいると聞いております。議員の言われるとおり、土地単価は磐田市より低い状況であることは認識しておりますが、本市の駅北地域は駅から徒歩圏であり、住環境としては魅力があると考えておりますので、極端に低い土地単価ではないことから事業実施が不可能ではないと考えております。  磐田市の施行箇所については、従前地は山林やゴルフ練習場の跡地で規制が厳しい地域ではないとともに、全てをデベロッパーで実施するだけのメリットがあり、それに見合った利益があるため実施されている箇所であると思われます。本市の駅北地域開発は事業実施には様々な規制などの解除が必要であり、開発業者単独での実施は難しいと感じております。

横山ようじ横山ようじ

11番目、下流の下前田川の流下能力が低い点が気がかりであります。この治水対策等の考え方がどんな形であるのかお伺いします。

長谷川市長長谷川市長

11個目の下流の下前田川流下能力が低い点が気がかりであるがについてですが、下前田川は開発に必要な流下能力はあるため改修は考えていませんが、調整池を設置して下流域に被害が発生しないようにする必要はありますので対応をしてまいります。

横山ようじ横山ようじ

12番目として、駅北はむしろ大きな開発ではなくて、50戸程度の小規模のほうが合っているんじゃないかというふうに考えるようになりましたので、この点について市の見解をお伺いいたします。

長谷川市長長谷川市長

12個目の駅北は50戸程度の小規模のほうが合っているのではについてですが、これまでの市民アンケートや企業ヒアリングの結果から、住宅地として活用する意見が多く、戸建て住宅の需要も増えており、南北自由通路が完成すればさらに住宅の需要は高まると考えます。そのため、駅北地域に大規模な住宅地を整備することで移住・定住の受皿が充実し、また、駅北地域に生活利便・サービス施設が集積することで、地域経済の活性化にもつながると考えております。

横山ようじ横山ようじ

13番目、下前田川に流入させるよりも、むしろ西方川に流入させる区域を含めてまちづくりを考えたらどうかと思いまして、その点どうかお伺いいたします。

長谷川市長長谷川市長

13個目の西方川に流入させる区域も含めてまちづくりを考えたらどうかについてですが、駅北構想の長期計画のエリアでは、西方川流域の区域も位置づけられていますが、現時点では具体的な計画は考えておりません。

横山ようじ横山ようじ

14番目、開発全体の終了時期はいつぐらいを予定しているのかお伺いします。先ほどの駅のオープンとのタイミングであまり遅くならない時期というのが希望でございますが、どのぐらいを予定しているのかということでございます。

長谷川市長長谷川市長

14個目の開発全体の終了時期についてですが、地権者との協議調整を行い、その後に農振農用地からの除外と都市計画決定、組合設立、工事、解散の順となることから、仮に民間業務代行方式の土地区画整理を実施した場合は、他市の事例を参考にすると全体で8年程度必要になるのではないかと考えております。

横山ようじ横山ようじ

15番目、駅北開発というのは昔から国道1号線にどのようにつなぐかという点も考慮しなければならないと思いますので、その点、どういう考えか見解をお伺いいたします。

長谷川市長長谷川市長

最後に、国道1号線につなぐという点も重要と思うがについてですが、国道1号線につなげる新しい道路を、新幹線を越えて整備するのは現時点では非常に難しいと考えております。しかし、このエリアについては堀之内公文名線があり、交通量も増えているため、駅北開発地区内に片側1車線両側歩道の道路を設置する方向で進めたいと考えており、将来国道1号線につながる可能性を残す整備ができればと考えております。

 
横山ようじ横山ようじ

11番 横山です。それでは再質問させていただきます。  まず、この開発の仕方についての考え方なんですけれども、開発行為、土地区画整理、それからいろんな方法があるんですけれども、そのいろんな方法ですけれども、どんなやり方があるかというのを整理する意味で検討したやり方を教えていただきたいと思うんですけれども。

担当職員担当職員

都市計画課長です。住宅地を開発する場合には全ての土地を買い取って、デベロッパーなどが買い取って民間の開発をする場合はいいんですが、今回の土地ってやっぱりアンケートを取ってみると、やはり売りたい方、貸したい方、持っていたい方、反対の方もあると思うんですが、そういうことを考えると、やはりそれを可能にするのはやっぱり土地区画整理事業しかないのかなということで考えております。  また、土地区画整理事業についても組合施行というのが今まで大体、菊川市でほぼ全域で幾つかやっているわけなんですけど、あと駅南の公共施行というのがございます。公共施行というのは密集地を施行するための区画整理事業になりますので、それはあり得ないかなということで考えますと、組合による土地区画整理事業が適正ではないかということで考えておりますので、その組合による土地区画整理事業も最後に行った、加茂の宮の西地区みたいな形で10年以上かけて市の予算を毎年つぎ込んでやるという事業だと、多額のお金と長期な期間がかかるということで、今、県内でもやはり民間代行ということで、短い期間でやりたいということで、工事に関しては一括発注ということでやりますと非常に単価的に安くなるということがございますので、そういうことを考えますと、区画整理事業の代行方式がベストではないかということで考えていますが、いろんな手法があることは事実でございます。  以上です。

横山ようじ横山ようじ

分かりました。やっぱり早さも必要になりますので、デベロッパーに頼んで民間業務代行的な区画整理事業ということだと思います。その場合、地権者がある、デベロッパーがいる、業務代行してくれる、それから行政の指導がある、そういう中で具体的にあの地域を、駅から見える部分をどのようなまちづくりにしたいかというそのコンセプト、一番肝心なのはこれだと思うんです。  いわゆる従来型の土地開発、住宅開発というのはとにかく住居を造ればいいんだと、どちらかというと、住宅団地のように区画を区切ってというのが従来型のタイプ。宮の西にしても区画を切ってそれで売却するというような手法ですね。でもしかし、駅がせっかくきれいになったということもあれば、ここの住宅をどういう住宅にしたいだという夢をそこにやっぱり持たせる必要があると思うんですけど、その点についてはどういうふうにお考えになりますか。

担当職員担当職員

都市計画課長です。区画整理事業をやった場合、従前でございますと住宅の面積、1区画どのくらいの面積60坪にするとか50坪にするとかということで住宅を建てるような、それで道路配置をして区割りをして住宅ができていく。中には少し公園を大きくしたいねということで宮の西の区画整理とか平川の区画整理事業なんかを見ますと、公園に市のほうから交換金というお金を出して少し広めの公園を造ってちょっとポイントにしていくということもやっております。  ただ、今現在、駅の北側についてどういうふうにするかということについては、地権者の皆さんと地権者が考える案を今提案をしていただいている段階でございます。今後、地権者の思いとやはり開発するについては民間、売れる土地にしなくてはいけないということになりますと、やはりそこら辺については民間の意見も踏まえて考えていかなくてはいけないかなと思っています。  以上です。

横山ようじ横山ようじ

11番 横山です。実はそういうことをお伺いしたかったんです。コンセプトというのは東京と菊川は違うんだと。菊川の住宅というのはどういう住宅なのかと。ここがやっぱり肝心なんですね。考えてみますと、もうちょっとしばらく前ですけどもスローカルという言葉が出てきたんですね。いわゆる田舎の場合はスローに時間がたつというのは、都会と違ってゆっくりとした、いわゆるゆとりのある生活ができるというのが田舎の特徴なんですね。  もう一つ、よくよく考えてみますと、田舎が人口を都会へ流出させても今までもてたというのは、多世代同居をしていたんですね。今みたいに老老介護みたいなことはなかったわけですよ。年寄りになれば子どもや孫が面倒を見ていたのが田舎だったんですよ。これがやっぱり見直されなければいけないんじゃないかと。だから、そういうものも含めた形の駅に近いけれども、田舎のいい住宅だというようなコンセプトで進めていただきたいと思います。これは要望ということでいいと思いますが。  それから次に、そういう面で多分、地権者はよく分かってない部分があると思うんです。一つはその減歩がどのぐらいになるのか。例えば、100坪がそれじゃ半分になって倍で売れるか、そんなことはないわけですよ。道路ができて公園ができて公民館だって必要だということになると、公共的に持ち出しをしなきゃいけない部分というのが相当出てくるわけですね。今回の場合は下前田川もありますので調整池だって、この雨の降り方でいくと従来の調整池ではもう間に合わん、100年に一度じゃない、1000年に一度の雨に対応するぐらいのという、極端に言えば。だから、減歩がどのぐらいになるかということも、やっぱり地権者によく知らせないといけない。それと、まずはその点についてどうかということです。

担当職員担当職員

建設経済部長です。議員おっしゃるとおり減歩というものがあって、自分の土地がその先にどうなるのかというところは、これからかなり地権者の方を含めて勉強していかないといけないことだと思っていますんで、それこそ減歩率等もまだ全く決まってない中で、例えば道路の配置一つ取ってもそれでもうかなり減歩率というのは変わってくるというところもありますので、皆さんが思っているより今ある土地が売った場合にどれくらいになるのかとか、将来どうなるのかというのはちゃんと絵を描かないと見えてこない部分がありますので、そこはやっぱり地元の方、地権者の方と丁寧に説明、勉強もしていく必要ももちろんあろうかと思いますんで、そこはしっかり合意形成を図りながらお互いにメリットのある格好にしていかないといけないと思っておりますので、そこは丁寧に進めていきたいと思っております。  以上です。

横山ようじ横山ようじ

減歩もそうなんですけれども、もう一つ大きな問題というのは、従来の土地区画整理事業でいくとその減歩の中から保留地というものを出して、それを売って道路を造ったり調整池を造ったりする資金に回していたわけですよ。それが当然原価の中に含まれるものなんですけれども。そういう減歩率が高くなると保留地をどの程度出すかという、その減歩も大きいですね。だからそういう保留地で賄えるのかどうかというもの、いわゆるこれは地権者では分からない部分なんですよね。ですから、むしろ行政が中に入って、事業をやるデベロッパーと地権者と3者が先ほどのまちづくりじゃないですけど、夢に向かってどうしたがいいかと。現実的にはその減歩率も多分、私は想像するに50%以上減歩しないと持ちこたえられない土地だと思うんです。というのは、今、残土処分場もないような状態で、あの高さをどの程度の平らな状態で持っていくかということを考えると、恐らく水平の、高さを水平にするためには低いところへ土を持っていく、で、外へ出さないという形にすると、よっぽどのその調整池も必要になるし、公園だってその共有施設も相当必要になる。そうなると5割じゃもういかないんじゃないかと。そうすると逆に地権者としてはこんなはずではなかったと、やっぱり買い取ってちょうだいというのが相当出てくるような気がするんですね。  それとその区割りのつくり方ですけれども、これは、コンサルタントに頼んで道路を勝手に引くような、こんなのは絶対あそこは無理ですよ。だから、コンサルタントに金を払って設計してよなんていうことはもう無理な、もったいないことはやめたほうがいい。で、12ヘクタールなら地元とデベロッパーと3者、行政がしっかり夢を持って話し合った中で、逆に言うと保留地をむしろデベロッパーならば多分こういう、例えば、学校を誘致してここへどうだとか、そういう考え方も出てこようかと思うんですよ。ですから、土地活用については一般的なコンサルタントではここは難しいと思いますんで、やっぱり3者がよく話し合う機会を早めたほうがいいと思うんです。その点はどうでしょうか。

担当職員担当職員

建設経済部長です。議員おっしゃるとおり公共減歩と保留地減歩というものがありまして、確かにかなり減歩率は高くなるのかなというようなところも想像はできるんですが、この先そういった民間の考え方というか、ものも入れながら早めにそういったところも協議していかないと。確かにスピード感を持って進むという中ではあることで、そういうふうに進めていく必要はもちろんあると思っていますんで、なるべく早い段階でそういった協議の場とか、あとやっぱり地権者の方にもいろんなことを覚えてもらう、勉強してもらう必要はあろうかと思いますし、あと先ほどの土地を譲りたいという方がかなりたくさんいるという中で、一括で買い取ってもらえればそれにこしたことはないんですが、それ以外にも将来的には土地を持ちたいという方もいらっしゃると思いますんで、その中では、いろんな感じの計画を立てる中でいろんな配置はできると思っています。  うちのほうがやっぱりたたき台というものっていいますか、そういったものはつくって、いろいろ地元に対して示していくということも必要でしょうし、それがコンサルタントが入る必要があれば、そこももちろん入れながら、そういった示していく図面というものをつくっていかなきゃいけないと思っていますので、そういった格好で進めていきたいと思っております。  以上です。

横山ようじ横山ようじ

それともう一つは、行政のままの仕事のやり方ですけれども、これは多分、駅ができる、それで駅北開発をする、地権者がある、土地区画整理これも民間のデベロッパーを交えた新しいやり方ということであれば、職員の中でもこういう新しい仕事をやりたいという、手を挙げて私にやらせてほしいという職員も出てくるかと思うんですよ。ですから、これは新しい仕事として、例えば、都市計画課の中で俺がやりたいというように手を挙げるような若い人達がいたら、これはぜひそれを専任にしてやらせてあげる。そうするとやり方も含めてすごくよく覚えるわけですよ。誰もやったことなければ、文句のつけようがないわけですよ、知らないんですから、誰も。だから、その子が専門家になるチャンスということもありますんで、こういう仕事の仕方も一つは考えたら面白いんじゃないかと思うんですけど、その点どうでしょうか。

担当職員担当職員

建設経済部長です。人事の話もあるもんですからあれなんですが、私どもとすれば、そういった隣の牧之原なんかも高台プロジェクトってことで室を設けてそのようなこと、取組をやっているというのは承知しておりますし、うちの担当部署建設経済部の立場から言えば、そういったようなプロジェクトチームっていいますか、そういったものをつくるような格好で進めていけたら、それは一番ありがたいなと思ってます。それこそ区画整理もしばらくもやってなくて、自分が宮の西の担当係長をやらせていただいている頃からもう相当時間もたっていますので、そういったいろんなうちの都市計画課長なんかもそういった経験あるんですが、ノウハウやっぱり大分なくなってきておりますんで、そういうとこも含めてやっていきたいなというふうには思っています。  以上です。

担当職員担当職員

総務部長でございます。組織、人事に関わる話ということで、私のほうからもご答弁申し上げます。よく地図に残る仕事という言葉もございますが、一つのまちをつくるというような気概を持って、にぎわいを創出するというような強い気持ちを持って、そういう職員を集めるといいますか、限られた職員数の中ではございますが、そうした気持ちを持った職員を、大きなプロジェクトでございますので、そういうところに適正な人事配置をする中で、大変菊川市にとっても重要なプロジェクトでございますので、職員に対して組織も考えながら事業を前に進めてまいりたいというふうに考えてございます。

長谷川市長長谷川市長

今、横山議員の話を聞いていて、前職のときに職の公募というのがあったんですね。この仕事を今回こういう人間を受け付けたいが、希望はあるかというようなのを取ったことがあります。確かに今言われるように、やりたい人がその仕事に就くと思いっ切りいい仕事につながってくるということがあろうと思います。しっかりと人事のほうで意向調書というのを取っていただいていて、その中で今、総務部長が答えたように適正な配置ということ、ただそうやって希望される方がじゃあこっちでも欲しいんですけどという、そういう台所事情がある中での多分、話だと思いますので、今言われているのもしっかり参考にしながら、やりたい気持ちが強い人がいい仕事につながるというのは事実だと思いますので、そこはしっかりとそうなるようにも私からも言っていきたいと思います。ありがとうございます。

横山ようじ横山ようじ

あえて言わせていただいたのは、なぜかというと、行政のやる菊川市の職員の方はみんな真面目で一生懸命、ちょっとウイークポイントがあるのは、新しいことに対してあまり得意ではないんです。踏み出さない。いわゆるこの誰もやったことがないという仕事をチャレンジする、そのチャレンジ精神というのがちょっと不足しているんじゃないかということで、こういうものを起爆剤に、例えばEnGAWAだって新しいことでございますんで、そこへ私が関与したいというのがいたら、そこへ貼り付ける。  これはなぜかというと、前から言っているんですけども、工業誘致なんかも完全にその最たるものなんですよね。掛川市なんかはその会社まで行って来てくれんかということで、それで誘致してくるぐらいのそういう職員がいたわけですよ。だから、誘致するに待ってたって来るわけないんですよ。もう今の時代はこっちから会社決めて持ってこないと、来てくれないんですよ。だから、そういうこともあってちょっと嫌みも含めて言わせていただいた。  だから、ある面ではこれからの菊川市の職員は誰もやったことのない仕事だったら俺にやらせてくれというのが何人も出てくるような、そういう活発な職員になってほしいという意味も含めて申し上げました。  それと最後に、結局先ほど来言っているのは地権者です。これも大事なことなんです。でも、地権者というのは専門家じゃないんですよ。どういうふうに自分達がまちをつくりたいか、そんなことを地権者なんか分かるわけがないんですよ。土地を持っているよと、それだけなんですよ。で、この土地をどういうように活用するんだと、だからそれを活用する方法というのは誰が考えるんだと。そこへ我々も地権者の皆さんも参画させてよという気持ちで十分なんですよ。で、実際には町が行政がいわゆるこの部分をどういうまちづくりをしたいんだという意識を持って、それでデベロッパーはそのお手伝いをさせてくださいと。この3者の話合い、地権者はそんなに私は重要にしちゃいかんと、地権者には申し訳ないんですけど、むしろ町として町がこうなりたいんだと。  それこそ最近の例でいくと、掛川の榛村さんが、もう亡くなりましたですけど、掛川市の工業団地誘致にしても、まちづくりいわゆる城下町風まちづくり、ばりばり進めていったときに、地権者は黙っとれと、俺の言うとおりに聞けなんて言う、ああいうひどいことは言う必要はないけれども、地権者を交えて3者でよくまちづくりというものを考えていく、それで実は行政があーだこうだとあんまり関わっちゃいかんのですよ。行政が当事者になっちゃいかんのですよ。行政は当事者になるよりも、むしろ地権者とデベロッパーがよく話をして、それで我々はこういうまちづくりをしたいよと、おまえ達それに対してどういう考え方を持ってくるんだというのを待ちながら、大所高所から指導してあげる。  これをやらないと、いつまでも地権者のところで、ぐだぐだ言うのに巻き込まれたり、夜中に行っちゃあ説得をして賛成してくれよとか、行政がそんなことをしちゃいかんのですよ。行政とすれば大所高所からちょっとご指導を申し上げると。知らん顔して、相談に来たかよしよしというような立場で進めていく、これが肝心なんですよ。当事者になって朝な夕なに説得しに行く、賛成をもらいに行くこんなことをやっちゃいかんのですよ。やりたい職員がいればやらせてあげるけれども、部長がその相談に乗るときは、地権者とデベロッパーが相談に来たよと、よしよし分かったこうしなさいよという形の指導をしてあげる、これが行政の立場でございますんで、これをしっかりわきまえて進めていっていただきたいと思うんですけれども。どうでしょうか。

担当職員担当職員

建設経済部長です。自分の経験から言うと、宮の内の区画整理をやっているときも相当やっぱり組合員の方、地権者の方とそういった開発業者の方等がよくお話をしてくださって、あのような今状態になっているのかなあと。行政のほうはそれをサポートする形の中で、道路とかそういったものを整備をやらせてもらいましたけど、お互いにやっぱり理解し合ってメリットがあって、そういった話合いというのは本当に必要だなというふうにもちろん思っていますし、地権者の方は置いといて、それはさておいて、やっぱりそこはちゃんと合意形成を図りながらやっていく必要がもちろんあろうかと思いますし、先ほど横山議員から提案がありました外からの目というか、どういうふうな見え方をするかっていうところも大変重要だと思いますんで、そこらはしっかりと行政それから地権者それからデベロッパーとか、そういったところをしっかりと3者で合意形成図りながら進めていけたらいいなというふうに思っております。  以上です。

横山ようじ横山ようじ

もう一つ最後に、先ほどの地権者を粗末にしていいという、ちょっと言い過ぎた部分もあるんですけど、地権者はそれなりに大切にしながら進めていくと。それと、やっぱり先ほど8年後という目標なんですけど、そんなのんびりしてちゃ駄目なんですよ、9年には駅ができるんですよ。9年ということは、今年5年、4年後ですよ。その4年後に、いわゆる販売ではこんなのんびりしていたら駄目です。9年に駅ができたら、もうそこで工事をやっているぐらいじゃなきゃ駄目なんです。だから、少なくとも時間的には二、三年縮める。そのためには、やっぱり大所高所から見るような形で早く当事者をつくる、これが肝心だと思いますんで、その作業をやっていただいて、最低でも2年以上縮めるようにしていただきたいと思います。これは努力目標でございますんで、中川部長が頑張りますって言えば、私はこれで質問を終わりたいと思います。(笑声)

担当職員担当職員

建設経済部長です。どうしても行政的な手続で、先ほどの市長の答弁とかにもありましたが、農振除外でやって用途区域に編入してとかって、それどうしても時間かかっちゃうもんですから、そこの部分は短縮することはなかなか厳しいというのはご理解いただけると思うんですが、先ほど合意形成図るのも6年度、7年度にやっていきたいということ答弁しましたが、駅のそれこそ南北自由通路が7年度末、8年度に向こう側に渡って、8年度で南北の駅広の整備をやって、平成9年度のときには晴れてきれいな状態になっているかと思うんですが、そのときに少しでも北側のほうの開発のほうが手をつけれるような形になっていれば、確かに理想的だと思いますんで、なるべく先ほど言ったようにスピード感を大事にするがために、今回、業務代行方式が一番ではないかっていうところもありますので、そこはスピード感持って、横山議員の希望どおりになるかどうかは分かりませんが、進めていきたいと思いますのでよろしくお願いします。  以上です。

横山ようじ横山ようじ

11番 横山です。今、頑張りますという言葉がなかったんですけど。(笑声)

担当職員担当職員

建設経済部長です。そこまで私が言うかどうかも分かんないもんですから(笑声)断言はできないんですが、スピード感持ってやらせていただきますんで、頑張っていきたいと思いますんで、よろしくお願いします。