9月21日衛生施設組合議会全員協議会の内容

令和4年10月11日 議会全員協議会の内容を踏まえ渥美が作成

「新廃棄物処理施設の整備方針について」

1 方針

現在の環境資源ギャラリーに代わる新廃棄物処理施設は、産業廃棄物の受け入れはせず、一般廃棄物のみを処理する施設として建設する。その際、C N 社会を見据え、「廃棄物を資源として活用する」から一歩進んで、「廃棄・焼却を前提としない」考え方、つまり6 R の視点により温室効果ガスを削減するというごみ減量に対して、市民が積極的に取り組んでいただいている両市に相応しい理念を根底に据え、新廃棄物処理施設建設を進める。今後、実施すべき調査や検討事項があるが、それらを確実に処理し、安定的で安全安心な施設を1 日でも早く稼働させることを目標に掲げ、鋭意取り組む。

( 1) 産業廃棄物の受け入れをせず、現在と同じ一般廃棄物のみを処理する施設として建設する。

( 2) 施設規模は、日量120 トン( 60 トン×2 基) とする。現行より日量20 トン減

( 3) 現施設の南側に新施設を建設することを基本とする。その際、新施設が完成するまでの間、現施設の使用を続ける、或いは積替施設として使用しごみを外部搬出するかについては、安定的なごみ処理と費用対効果を熟慮して選択するものとする。

( 4) 事業方式は、公設+長期包括運営委託方式とする。

( 5) 運転管理の評価監視については、組合組織内に技術者を配置する、組合と受託事業者の合同評価委員会を設置する、そして外部の有識者による評価監視委員会を設置し、二重三重の評価監視体制を構築する。

 2 組織体制等

( 1) 組織体制( R5. 4~)
・組合内に建設プロジェクトチームを設置

 ( 2) 建設準備に係る財源
・火災保険金の充当

 ( 3)スケジュール
・令和4年度~5年度「施設整備基本方針の策定」
→新施設の処理方法、能力、焼却施設とともに整備する内容を明らかにする
・令和8年度~11年度「入札・建設工事開始」
→令和12年4月供用開始予定

 

3 主な質疑と答弁

質問:安定的で安全安心な施設を1 日でも早く稼働させるとあるが、令和12年4 月が精一杯ということでよろしいか。

答弁:現時点ではこうしたスケジュールを立てているが、今年度から来年度にかけて行う施設整備基本方針策定の中で、供用開始の時期が少しでも早まるよう詳細検討をしていく。

質問:工程表では、計画策定から業者選定までに約3 年かかるとなっている。急いでいるという割には時間がかかりすぎなのではないかと思うがいかがか。

答弁:整備基本方針においても、地域計画、要求水準書においても、業者選定に向けての大変重要な部分となる。急ぎすぎて問題が発生することのないよう、しっかりと丁寧に準備をするためのスケジュールを示している。

質問:評価監視については、どのような構想でいるのか。

答弁:基本構想策定時にヒアリングをした大手プラントメーカー6 社を中心に、今回も改めてサウンディング調査を行い、そうした中でどういった評価委員会が必要となるか詳細検討していきたい。

質問:組織体制に関して、プロジェクトチームとあるが、設置時期、人数については具体的にどのように考えているのか。

答弁:設置時期については来年度、令和5 年4 月1 日から2 係体制で進めていきたいと考えている。人数については、両市にお願いをしていかなければいけない話になるので、本日の臨時全協後に両市の副市長と相談をしながら進めていきたい。